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『第17回浜崎おたから博に参加~5.18』
風薫る五月、市内浜崎地区で毎年恒例の『浜崎伝建おたから博物館』。
かつて港町として栄え伝統的建造物群保存地区(伝建地区)に指定されている「まち」や家々が開放され、地域の「おたから」が公開される楽しいイベントです。
雨にたたられることの多かった昨今でしたが今年は好天に恵まれ大勢の人出の中、醤油蔵の残る大島宅にて今年も「古写真班」「レコード班」の2班で参加しました。
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今回の展示は以前博物館の企画展で展示された「昭和20年米軍の撮影による航空写真」「昭和22年撮影の航空写真」「吉田初三郎による中国四国大絵図(鳥瞰図)」そして「明治末期の浜崎新町(中の丁)の大写真」でした。
過去の展示で目にされた方には「米軍の航空写真」は太平洋戦争末期の更なる爆撃の候補地のひとつとして萩もリストアップされていたことを驚きとして再認識されたことでしょう。
昨年と同様に「浜崎新町(中の丁)の大写真」を展示しましたが、新たな情報や何よりも儀式当事者の『萬福寺』より奥様、現住職にお越し頂き、その儀式が浄土真宗の住職の代替わりの際に行われる継職法要の行列と言うことがより確信を得ました。ありがとうございました。
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好天に恵まれ多くの方々にお越し頂き、これまでとは違った交流が出来たと自負をしております。
中でも、私たちと同様、この「おたから博」に参加されていたのでしょう、市内沖合の離島見島の皆さんが写真を見に来られました。
民俗学者宮本常一氏のご縁で私たちも「見島の今昔写真展」を開催するなど深いつながりがあります。
皆さん身を乗り出し食い入るようにスクリーンを見つめておられる姿に、見島の人たちの多大なご協力の元に完成した写真集や記録等、ぜひ時間をかけてゆっくり見せてあげたいものだと改めて思いました。
我々の小さな活動の積み重ねをいかに広めていくか、知ってもらうためにはどのようにしたらよいのか、課題は尽きません。
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この「浜崎おたから博」も回を重ねて17回目となります。
「おたから博を囃したてることで互いの交流ができ元気になりにぎわいを生む」とのこと、担当学芸員の言葉です。
かつてこのブログで
「この一日限りのイベントのために一部分とは言えご自宅を開放されるご苦労を思うとともに、こうして守り受け継ぐ強い意志と誇りも伝わってくるようです」
と記しました。
地元を大切に思うその志に触れ、萩に暮らす私たちひとりひとりが「より萩を愛する」ことを想いました。<Y・AMK>
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by NPOmachihaku | 2014-05-26 09:32 | 学芸サポート・古写真班
『一枚の古写真』2014・4月の報告と5月の課題
今回の課題の写真は「何処で見た光景?」「全く想像できない?」、「推測できたもののどうも違う所だった」等メンバーからも声のあがった所でした。

少人数ながらメンバーとフィールドワークで出向いた際にはとてもラッキーな出会いでした。
家人と色々とお話が出来て大変幸せや、心豊かな感じとさせていただきました。
突然の訪問にもかかわらず失礼致しました。ありがとうございました。 <K>

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by NPOmachihaku | 2014-05-13 14:58 | 学芸サポート・古写真班
企画展『ふるさとの島、ふるさとの山河」の余韻を頂きました 2014.4.25
先日の企画展『ふるさとの島、ふるさとの山河」』の際にお会いした、旧川上・藤蔵出身(現在防府市在住)Kさんにわざわざ再訪いただき、S副館長と古里の想い出話しの数々をお聞きしました。

Kさんには古里で過ごされた生活に関してとても鮮明な記憶が年代、生活様式と地域の方々とのつながりなどもよく記憶に留めておられ、話しは湯水の様に湧いてきました。

沢山お聞きしたお話しの中で、『木流し』と言うことが一番の印象となりました。
佐々並川ダムが出来る前、上流に「長者が森」などの山林があり、そこで一本一本伐採して川へめがけて蹴り出し、その木が一本ずつ佐々並川を下り、その内に阿武川へと流れて行った。
頃合いを見て回収地へ行き、一本一本を回収しその後筏を組んで川下の萩へと運んだと言うこと。
筏を組んで川下りは写真等もあり知っていたことでしたが、その前段の作業は知らない世界でありとても想像できないことでした。
その後、林業では索道業(和歌山県から)、トラック輸送等変化してきました。

ダム建設にも関わったこと、ふるさとを立ち去る時にお墓の整理にも関わったこと、日頃の心の豊かなくらしと同時に気持ちの強さを知らされました。

今回フィルムネガ等をご持参頂き、早速にスキャナでの読み取りを行いますと、これまでとは違った画面や、光景などに久し振りにワクワク、気持ちが高ぶりました。
未だ3本程度の進捗ですが、我慢できずにご紹介と致します。
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バスセンターから「長門峡行」の定期バスの懐かしい写真です。
現在とは方向が反対に向いています。右の店舗は「磯村屋商店」隣は「高大」です。
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ところで、Kさんが写真機を入手されたのが同地区の先輩吉屋誠さんのお勧めであったそうです。
この吉屋さんとは2008年に関係ご家族からアルバム10冊をお借りして長年の記録を手デジタルデータ化させて頂いた大変因縁のある方。その写真は2008年の『かわかみふるさとまつり』の際に、地元写真として紹介させていただきました。
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 今回お借りした写真を早速にスキャナでの読み込みし、再度その出来上がりのデータを見ながら当時の様子をお聞きすると言うことにしております。
この様に、小さい繋がりの積み重ねと、私たちの記憶を重ねつつ次世代に繋げていく活動を続けて参りましょう。
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by NPOmachihaku | 2014-05-02 09:46 | 学芸サポート・古写真班
『一枚の古写真』大井編(ミニ・フィールドワーク) 2014.4.24
五月に行われる催し二箇所の参加のため写真集作成等に追われる中、古写真班三名で四月課題の「一枚の写真」の現地確認に出向きました。

ちなみに三人の現地の予備知識は
N:予想がついている
M:一人で先行したが違っていた
Y:全く想像できない
各々非常にばらつきがあります。
ひと口に現地確認とは言え、腰を上げるきっかけや事前の知識もないと時間も体力もロスばかりですが
通りすがりの人にも声をかけ写真を見てもらってヒント探しの行程は、辛くもあり、楽しくもあり。
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当日のフィールドワークのタイミングが大変良くまさに自分たちが出向くのを待っていたかのようでした。
該当のお宅の家人が在宅されていたこと、心地よい天候、巣から顔をのぞかせるかわいい燕、そして外からでは窺い知ることのできない鏝絵のある蔵、酒量り売りの舟が残されていた昔の店舗(酒屋)等々。
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ささやかながら知らないことを知り、先人の遺したものを大切に守り引き継ぐことの大切さと苦労も目の当たりにし、遺していただいていること改めて感謝です。
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今回に関係したブログは来月の『一枚の写真』の報告に続きます。 <Y>
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by NPOmachihaku | 2014-05-02 09:29 | 学芸サポート・古写真班