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『スライドを見る集い』 市民活動センター『結』で開催
市民活動センター『結』での写真展示は、NPO萩まち博がNPO法人萩市民活動ねっとの一員として加入して以来参加してきました。
この間、私たちの主たる活動である古写真のデジタル化と整理が進み、これらをより多くの方々にご覧頂きたい、
また、同センターへの来場者へつながればと期待してのことでした。
加えて年一回田町商店街の七夕まつりにもセンターとの協働で、写真展示、スライド上映、
あるいは子供向けに俄か稽古しての紙芝居なども行ってきました。
これまでの展示回数が50回を超えたことから、これまでの一回一回の展示が『点』とすれば、
50の点を繋いだ『線』となったことをあらためて痛感し、これを機会により来場者の方々にセンターへ足をお運び頂き、
各月・各回のテーマの写真を中心に『スライド上映会』・『スライドを見る集い』として、以前の萩のある時を懐かしく、
皆様と一緒に楽しいひと時をと考えております。
ご来場の方々のご要望にも応じられる様にとも考えておりますが、先ずはセンターへお越し下さいませ。

』から『』になった現状を更に『』へと拡げていきたい。
また、皆様を通じてそれが『立体化』して行ければ、正に『まちじゅう博物館』の拡張・充実と言えるでしょう。

古写真で萩再発見
『スライドを見る集い』
開催期間 平成24年10月より 毎月第一金曜日  午後2時~3時半
会 場  市民活動センター『結』多目的スペース
内 容  毎月展示テーマ写真を中心に
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皆さまのお越しをお待ちしております。
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by npomachihaku | 2012-09-28 13:59 | 学芸サポート・古写真班
『土原一区・むつみ会へ出前~9.13』
古い写真を活用し地域の皆さまに見ていただく私たちの出前活動が活発化しつつあります。
今回の訪問先は土原(ひじわら)1区公会堂、「むつみ」会の皆さまが対象です。
新しいきれいな公会堂に素敵に年齢を重ねた女性たちが多数お待ちかねでした。

この土原は旧市内の中でも街並みの変化が最も激しい場所かもしれません。
東西南北に走るバイパスに分断されかつての面影など知る由もない箇所が多く私たちの記憶も薄れがちです。

オープニングは空からスタート、航空写真です。
鳥の目で上空から眺める地元は皆さまにはどのように映ったのでしょうか。
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今回は新企画(!)として一部クイズ形式にしてみました。
班長が選りすぐった10カ所の「変わったところ」「変わっていないところ」それぞれ感じていただけたでしょうか。
予想通り「私の家」もあり、懐かしさ、嬉しさをお届けできたのではないかと自画自賛しています。
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一方で「航空写真からスタートしてお客さまを惹きつけるのがよい」「ラストは阿武川ダム建設のスライドショーはどうだろうか」等、
お客さまを飽きさせない工夫を探りつつ、いかに満足していただけるかの試行錯誤や検討も欠かせません。

出前は生きています。
お見せする写真は過去のものでも、人々は日々暮らしを営み、街並みも日進月歩、お客さまも地域ごとに色合いが違い、同じ出前はふたつとありません。
だからこそひとつひとつの出前を大切に、皆さまのご期待に少しでも沿えるよう精進していきたいものです。   (YAK)
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by npomachihaku | 2012-09-25 14:53 | 学芸サポート・古写真班
『宮本常一のまなざしを追って~佐々並・宿場町を歩く~9.12』~佐々並おいでん祭に向けて~ 
暑かった夏も過ぎ去り野山では萩の花やススキが風に揺れています。
田んぼのあぜ道にはもうじき彼岸花が咲き乱れることでしょう。
今回のフィールドワーク報告はそんな風景がぴったりなじむ佐々並地区です。
佐々並は萩藩の主要街道であった萩往還の宿場町として栄えたところです。

2005年(平成17年)3月に周辺町村とともに萩市に新設合併、「旭村佐々並」から「萩市佐々並」へとかわりました。
また2010年(平成22年)には萩市で第4番目となる伝統的建造物群保存地区に決定された佐々並市が、
2011年(平成23年)には重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)に選定されました。
周囲を山に囲まれた小さな集落ですが、地元をよりいっそう盛り上げていこうとする熱い情熱を感じさせてくれるところでもあります。
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少し寄り道をして佐々並音楽堂~田ノ原の大樫~長高小学校跡~国境の碑を経てようやく目的地の佐々並市へ。
宮本常一氏のまなざしを追って、佐々並市、久年地区を中心に現在のポイントを確認して廻りました。
立派な虫籠窓のある大きな民家に古い写真そのままと思いきや、そのお宅は実は全くの別物で
写真のお宅はきれいに新築されており往時をしのばせるものは何ひとつ残ってはいませんでした。
過去に何度も記してきましたが旧いものが壊され姿を消していくさまを目の当たりにし、
せめて今のこの現状を自分の記憶にしっかり焼き付けておきたいと思うようになりました。
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昼食をはさみ午後からは公民館長であるS氏の案内のもと、範囲を広げての確認となりました。
行きつ戻りつ、ここではない、あそこも違う~写真と目の前の光景を見比べ何度も写真を撮りなおし、時には意見の相違も。
往時との差が大きければ大きいほどその度合いも強くなります。
ただここのところ地元の方の同行が続き適切な助言をいただくことが多く「ほとんど確認できたから消化不良にならんかった」
との感想がすべてを物語っているかもしれません。
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余談ですがこの日の課題とは直接の関係はありませんが「沈水橋」を渡ることができました。
「沈水橋」またの名を「潜水橋」「沈下橋」「水深橋」「深水橋」等々ところによっていろいろな呼び名があるようです。
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一昨年以来たくさんのかかわりを持った川上地域の関連写真(舟戸橋)の中で目にする機会がありましたが、
今回は佐々並ダム上流の佐々並川に架かる橋でした。
(http://machihaku.exblog.jp/11418422/)
川岸では白鷺が羽を休め鮎が泳ぐ流れをのんびり眺めながら、一方で雨で水かさが増すとこの橋を越えてしまい
今とはまた違った顔を見せるのだと、話には聞いていましたがまさに「百聞は一見にしかず」でした。

昨年は明木、今年は佐々並と、過去の写真を元に現在をたどる展示会を11月に予定しております。
この『佐々並おいでん祭』には今回の成果とともに参上いたしますので多くの皆さま方にご覧いただけると幸せます。<yak>

[追記]今回使用の写真は、昭和43、44年実施の『阿武川ダム水没地域民俗資料緊急調査』(宮本常一団長)時の
記録(周防大島文化交流センター所蔵・借用)が対象。また、宮本常一著『私の日本地図 13 萩付近』 の「佐々並から藤蔵」の項で紹介されている。
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by npomachihaku | 2012-09-22 11:40 | 学芸サポート・古写真班
『一枚の古写真』2012年8月の報告と9月の課題
前々回の課題は市民活動センター『結』の写真展示会の『忘れじの学び舎・明倫小の歴史』と重なり卒業生を中心に話題として盛り上がりました。
また8月の課題も個々人の遠い思い出が蘇る場所・写真の提供となったようです。
今後もタイムリーな課題や話題が提供できると良いなと感じながら、今回も班メンバーと悪戦苦闘を繰り返します。
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■一枚の写真・余話 『酔月』の思い出
酔月からの景色と酔月だからこその料理
   土手のソメイヨシノの川に映る美しさ
    散ったソメイヨシノの花弁が川面に模様を描く
    稚鮎の天婦羅
梅雨  流れの速い川と雨
   晴嵐
    川の涼風
    屋形船で一杯
    ボラの洗い
    鰻のかば焼き
   中秋の名月
    橋本川を渡る大名行列
    土手のセンダイハギと赤とんぼ
    鮎のせごしと塩焼き 
    ごり汁
   川島天王鼻から雑式町にかけての雪景色
    つがに(モクズガニ)の料理いろいろ

 萩市内に料亭と言われるところが数々あるが、川沿いに位置し、東南西を土手の上から眺められ、
川魚を料理し、静かな処はここしかなかった。国道新設により立ち退き、今は大屋入口に移転している。
 門を入ったところだけが庭であり、左は賄い処であった。庭を通り過ぎ玄関を上がると右に小部屋が何室かあり、
左は百畳敷きであろうか大座敷があり、二階も同じような広い座敷があった。
 その前下は川面が東から西へ大きく広がる橋本川で、その対岸は六本松・柳瀬・金谷・橋本橋・雑式町・南苑・川添の景色が広がり、
その遠景は、南明寺山から鶯谷の谷間を過ぎて面影山と山並みが続き、見事な借景である。
朝夕、善福寺の鐘の音が聞こえる中、ここからの景色は春夏秋冬、素晴らしいものであった。
 小生、ボラや鰻を釣ったら持って行き小遣い稼ぎをしたり、繋いである屋形船に入って、碁石を川に投げ入れたり、
さほど自慢にはならないことをした記憶がある。歳を経て、結婚式に参列し、また、小生の宝生流謡曲の発表会の場でもあった懐かしい料亭で、
今は昔の姿がこの写真である。
                                     (記;Ya)
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<あなたにとって思い出す市内の料亭とは?>
先日館内でお聞きしたことです
酔月、高大、小林亭、中店、河又、金幸屋、若竹、中虎、梅月、三島屋、籐八
 ※時代を感じた一日でした
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by npomachihaku | 2012-09-18 13:08 | 学芸サポート・古写真班
『忘れじの学び舎・明倫小の歴史』 市民活動センター『結』で展示 
明治18年(1885)7月27日、当時の数校を合併して『明倫小学校』と称し、旧藩学明倫館跡の後に開校し、
昭和60年(1985)に開校百周年記念式が行われ、記念誌も発行されました。

その後、20数年経過した現在、隣接する元県立萩商業高校跡地に平成26年度の校舎移転が決定し、
7月下旬から旧萩商業高等学校の南側の校舎の解体工事が始まり、9月には小学校のプールの解体工事も始まるようです。

史蹟は残されますが、藩政期の明倫館跡の様子はまた、大きく変化することでしょう。

今回萩博物館に保存されている写真の一部の中から前述の『明倫小学校百年誌』を利用しての展示とさせていただきます。

どの様に変遷したのか写真と解説でご覧頂ければと存じます。

『忘れじの学び舎・明倫小の歴史』
開催期間 平成24年8月末~9月末頃(水曜日閉館)
会 場  市民活動センター『結』
内 容  明倫小の歴史、百年誌の図解と共に
(白黒:15枚) 
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by npomachihaku | 2012-09-05 16:34 | 学芸サポート・古写真班
『出前は協働~明木・佐々並合同の集い~8.24』
古写真班の活動は萩博物館所有あるいは寄託の写真をパソコンに取り込みデジタル化することに端を発しています。
与えられたその数はおよそ”24万コマ”
班員の日々の地道な活動により現在は約18万4千まで進捗中(約77%)です。
そしてデジタル化のみならず、せっかくの写真を市民共有のおたからとして皆さまの元にお届けできればと、
最近は出前活動にも積極的に取り組み少しずつ依頼もいただいております。

そうした中、今回は旭マルチメディアセンターでの『旭地域合同高齢者学級』への出前依頼をいただきました。
「旭地域合同」の名のとおり、萩市の南部に位置する「明木」「佐々並」の両地域の皆さまが対象です。
明木・佐々並ともに萩藩の主要街道であった萩往還の宿場町として栄えたところです。
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二地区合同ということでいつもより少し規模が大きめくらいに考えていたら、ステージ上には講演用の大きな立て看板がしつらえてあり、
「ありがたいが半分・プレッシャーも半分」内心の動揺を隠しながら設営に入りました。
その動揺を見透かしたかのようにセンターのプロジェクターが使用不能の状態に陥るというアクシデントを経てのスタートです。

この日は1963年(昭和38年)に開催された第18回国民体育大会、いわゆる山口国体の写真からスタートです。
昭和天皇・皇后両陛下をお迎えするために役場前で待つ人々に続き、
国体旗のリレーの様子では予想どおり若かりし頃のご本人もいらして喜んでいただきました。
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両地域のお宝である萩往還、そして阿武川ダムができるまでの写真を選りすぐりスライドショーにしたものをご覧いただき終了。
「本当は今日は寄り合いが重なっていたけれどこっちに来て良かった」との感想に嬉しくありがたく思いました。

実は明木では昨年秋の農業文化祭に私たちも参加しており(当時の様子はこちらから→http://machihaku.exblog.jp/14991657/)
次は来たる佐々並おいでん祭りへの参加も予定しております。
また来月半ばにはその準備として佐々並でのフィールドワークも控えています。
その意味でもこの日の出前はお互いを知る上でも非常に有意義なものになったと思います。
持参したアルバムも人気のようで熱心にながめておられ、こうして情報が少しずつ加味されていくのだと、まさに地域の皆さまと私たちの協働作業です。
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会場の旭マルチメディアセンター周辺は稲穂が美しい黄金色に輝き風に揺れていました。
既に稲刈りを済ませた田圃もあり少し早目の秋の訪れを感じさせてくれた心和む風景と、
マイクロバスで三々五々ご参加くださった60名もの皆さまに感謝です。
皆で唱和した「山口県老人憲章」を思い浮かべつつ、次なる再会を期待しております。<YAK>
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by npomachihaku | 2012-09-03 12:03 | 学芸サポート・古写真班