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(久保田家の「蔵」での民具展示)
文化財施設活用の一環として、久保田家での民具展示を依頼されまして昨年の秋に一部が終了しました。 今回は前回の「土間」での展示から久保田家管理チ-ムや関係者の要望で、立派な「蔵」を活用した展示となりました。
清水学芸員の指導の基に 2月頃より準備に入り ようやく4月末からの連休にオ-プンすることが出来ました。

展示のコンセプトは「久保田家及び萩の大店(おおだな)の生活」に関連した物としました。 準備作業は寒い時期の2月3月になりましたが、蔵内部の調査、実測、展示スペ-スの設定とイメ-ジ図の作成等と全員が知恵を絞って工夫しました。

4月に入り、コンセプトに合った展示品のグル-プ選定と、博物館内の長屋門収納庫や浜崎にある収納庫で現物の選別、クリ-ニンク゛等と手作業や肉体労働となり、マスクに軍手、エプロン姿での作業となりました。

年の差 約30才と幅広いメンバ-8人は、あの立派な「蔵」に我々の芸術品?が完成する喜びを夢見て最終の展示作業に入りました。展示台、照明、敷き布の色や質、展示品の設置角度や順番など、皆の意見と清水学芸員の調整を頂き4月中旬に第一次の展示終了となり、その後 微調整を行い、連休前の完成となりました。
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蔵の照明、スポライトの点灯で、収納庫に眠っていた江戸末期、明治時代の古民具が光輝くように見えました。 これ等の古民具は、その時代、時代に、生活や商いに重宝され、今日 再び我々の前で活用されることを喜んでいるのでしょうか。私達も今回の活動で、どんなに古い物でも、必要だからこそ、そこに有、工夫が加わり、改良されて今日に伝えられた「物」だと感じました。

民具班の活動を通じ、博物館に収納されている様々の古民具を維持保管し機会があれば、皆様にその素晴らしい先人の知恵と伝統を披露出きれば良いなと思いました、 

機会がありましたら、萩城下町の久保田家住宅へお越しのうえ、 素晴らしい「家屋」と「蔵」そして「我々の展示」をご覧戴ければ 班員一同最高の幸せです。

(展示品紹介)
1、春慶塗り高足膳(飛騨(岐阜県)からの輸入品)       
2、能州塗り漆器(輪島塗り、能登・石川県からの輸入品)  
3、紀州塗り漆器(紀州(和歌山県)からの輸入品)  
4、行灯(蝋燭を光源とする行灯)
5、石油ランプ(含む 豆ランプ)        
6、銅壺・チロリ(湯を沸かす(暖める)簡易な銅製カマド、)     
        (チロリは酒を温める銅、又は真鍮製の容器)
7、竹製弁当箱
8、算盤各種         
9、瓢箪秤等
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by npomachihaku | 2010-05-31 14:35 | 学芸サポート・民具班
《藍の草取り》 平成22年5月14日
学芸サポートあい班、本日の活動は4月に植えたタデアイの草取りを行いました。
毎日の水やりの効果か、二葉も少し大きくなりました。
7月の末頃には生葉染めが出来そうです。

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by npomachihaku | 2010-05-24 11:06 | 学芸サポート・あい班
『一枚の古写真』2010年4月の報告と5月の課題 <学芸サポート・古写真班>
古写真の一枚の撮影場所やいつ頃の撮影なのか等を解明していくミニ情報交歓版です。
一枚の写真ではありますが、その中に多くの情報を含んでいることから益々話題が発展しております。ただ、相変わらず年代の
特定が難しくて紹介するに至っておりません。
今回も前月の報告に併せ新しい課題を挙げておりますのでご一緒に考えて見ていただければと思います。
 
(2010年4月の報告)
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何処?-椿東椎原  伊藤博文公旧宅地
何が?-伊藤博文公旧宅隣接地に設置されていた銅像が戦時中に供出され台座のみとなっていたもの。
手前は公園への進入ブロック柱、左は隣家の建物。
   現在は、地区住民有志が地区内萩焼陶芸家中野霓林氏に製作を依頼して等身大の陶像で復元され、
   昭和39年(1964)5月3日 除幕式が行われた。

何年頃か?-(継続確認)

市内に存在した銅像
萩でいちばん古い銅像は、明治44年6月29日に除幕式が挙行された萩出身の実業家藤田伝三郎の寿像で、
以後、山県有朋・賀田金三郎・伊藤博文・田中義一・村田清風らの銅像が建立されましたが、太平洋戦争の末期に全部応召
され、現在田中像は戦後姿をかえ再建、伊藤像は萩焼の陶像で復元され、山県像は東京にあった別像が移設されております。
 (『萩の百年』誌より)

現在市内に存在する像
前述、伊藤博文(椎原)、山県有朋(中央公園)、田中義一(素水園)のほかに、  
吉田松陰・金子重輔像(松陰誕生地)、山田顕義(中の倉)、桂 太郎(川島)、毛利輝元公像(堀内城内)、
佐々木義彦(中央公園)、三矢の訓え像(市民館)、厚東常吉像(松陰神社境内)、ふるさと像(図書館前)、
計時像(体育館)、ふるさとの花像(JR東萩前)、瞬間像(ウェルネスパーク)、吉田松陰と維新の群像(松陰記念館前)、
久原房之助(今古萩)、菊屋嘉十郎(石彫公園)・・・   高杉晋作(今秋建設予定)

(2010年5月の課題)
見えるもの?  自然石に卍の形で刻まれています。
その後ろは木でしょうか?左は積み重ねの石のようです
一緒に考えてみましょう!!
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by npomachihaku | 2010-05-20 16:51 | 学芸サポート・古写真班
長屋門でのおもてなし
d0046290_10404050.jpg 5月3日連休の真っ只中、博物館の入館者も1000人を越える大入りとなりました。
我々民具班も入館者の”おもてなし”を長屋門の『昭和のくらし展』で行ないました。 東門や表門から入場するお客さんが、昭和30年代の懐かしい音楽に引かれ、長屋門へ足を向け、白黒テレビ、絞り器付き洗濯器、そして懐かしいセルロイドの筆箱とアルミの弁当箱等を手に取り、子供の頃の思い出に話が弾んでいました。
奥にある『昭和初期の居間セット』では、家族やカップルでの記念写真が順番待ちもありました。 ホスト役の私たちも、立場を忘れお客様との会話で中学・高校生時代にタイムスリップです。お互いの青春時代にまっしぐら、そして新しいエネルギ-を充填しました。
 晴天の中 バックに懐メロを聞きながら、明るい笑顔と元気な話し声、萩の思い出を大事に 
「ようこそ萩」 「またきて萩」・・・・・・ 有難うございました。  
                                        民具班 TK 
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by npomachihaku | 2010-05-11 10:36 | 学芸サポート・民具班
「だいだい菓子」ついてます
 夏みかんの花のいい香りのする季節となりました。
現在、萩博物館レストランでは、コーヒーをご注文のお客様に、手作り「だいだい菓子」をお付けしております。
 夏みかんを眺めながらのひと時をレストランにてどうぞ。
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by npomachihaku | 2010-05-10 11:27 | レストラン班
『一枚の古写真』川上 的祭り <学芸サポート・古写真班>
現在古写真のデジタル化作業を行っている角川写真群の中に、目を引いた一枚の写真がありました。
それは川上・中の原地区の神明社で行われている『的祭り』でした。
祭りは五穀豊穣を祈念して、12間(約22m)先においた怪物になぞらえた4種類の的を順に射って行き全ての的を射るまで神事が続けられるということで、既に400年以上も伝承され、今年も4月29日に行われました。
今秋に川上で地元の方々の協力を頂きながら写真展の開催を致しますが、多少なりと川上の伝統に接することができ、行事の由来もさることながら、地元関係者の流出・減少する中で伝統を守っていくことの大切さを痛感したところです。

古写真より (角川写真)
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◆12間(約22m)先の4種類の的を順に射っていきます

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◆ 的は次第に小さくなり、最後は5Cmの的を射ることで終幕

付記
的まつりの行われた神明社の下には古い墓地があり、キリシタン墓があるとのことで探すと、竹の繁殖した中にイノシシで荒らされ倒壊した像を見つけました。その像を起こして記録しましたが、萩近隣には福栄の里だけでなく方々に関連する遺構があるように感じつつ後にしました。   <K>

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by npomachihaku | 2010-05-09 12:00 | 学芸サポート・古写真班