恒例となりました「スライドを見る集い」次回のテーマは『古写真に見る金谷天満宮祭』です。
金谷神社は文治2年(1186)7月長門国守護佐々木四郎高綱が大宰府から勧請したと伝えられ、享保5年(1720)10月に奥金谷から現在地に遷宮されました。 以来市民からは「天神様」と呼ばれ今日まで親しまれてきました。 城下町大木戸の傍にあるこの神社は学問の神様はもちろん、五穀豊穣・火難除け・水難除け・旅の安全などの祈願のため多くの参拝者を集めています。 秋の祭礼では華やかな人目をひく行列や山車の数々が神社に奉納されます。 大名行列が復活したような毛槍や道具類を受け渡しながら練り歩く平安古備組による手廻備行列や古萩町による大名行列は300年近く続いており昔から市民の注目を集めている。 唐樋町の御神幣・川島の聖講・河添や御許町の子供神輿・椿町の踊り車・大屋に飾ってある伊達小荷駄等さまざまな奉納が城下町を練り歩き萩の二大祭りとして賑わっている。 祭りの終わりは御神体を御網代車に遷し、古天神と呼ばれるかつての社まで約130名により古式豊かに御神行が夕闇の中で執り行われます。 近年は祭礼日に『ふるさとまつり』『時代まつり』などが同時開催され、祭りの4つの要素のうち一番大切な《祭りを楽しむ人たちが集まる》が「まつり」の方に分離され、城下町の恒例の二大祭りのひとつの灯が薄くなっているようです。 この機会にかつての非常に賑わっていた頃の祭りの風景を古写真でご覧になりませんか。 この日の案内は前回の夏みかん同様、金谷神社総代でもあります山中が務めます。 秋の祭礼の前にぜひ足をお運びいただき、萩の文化である金谷天満宮祭の今昔を比較しお楽しみください。 『古写真に見る天神祭り』 と き:9月9日(火)14:00~15:30 ところ:萩博物館・講座室 参加自由・入場無料 ※駐車場は萩博物館駐車場をご利用ください (市民無料) #
by npomachihaku
| 2014-08-15 15:52
| 学芸サポート・古写真班
山口国体を契機に、リニューアルされた道の駅の中央に『松陰記念館」はあります。
萩市観光の入り口として、「おもてなし、ご案内」を6名の班員が頑張っています。 館内も明るくなり、展示資料のすばらしさも評判となり(ガイドも好評です?)年間12万から13万の入館者があります。館内には実物大の「松下村塾」で 松陰先生と門下生が学習している光景が作られていて、先生の講義が聞けるようになっています。 門下生 『先生 私は記憶力が悪うて今日読んだことも明日は忘れてしまいます』 先 生 『それは良いことです、読書というものは一度に意味を理解したり記憶しょうとしてはいけません。 何度も繰り返し読むことが大切です。そうすれば自ずからその意味を理解し記憶していくものです。逆に記憶力が優れた人は、かえって予習や復習を怠り、学問が進まない人もいます。あせってはいけません。』 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 先 生 『親が生きてる時に孝養を尽くすのは普通のことです。親が亡くなった後も生前と同じように孝養を尽くすことは素晴らしいことです。このような人は、大切な仕事を任せてもきちんとする事ができます。人は晩節をまっとうすることが大切であって、そうで無ければいくら才能や学力や地位が有っても尊敬する人には値いしません。』 以上は印象に残る松陰先生の講義の一部です。お客様が塾の前に座り静かに講義を聞かれる姿は、私たちも身が引き締まる光景です。 後一つ模型があります。 萩の中心地 川内とその周辺を立体的に作った観光と歴史の案内です。 この度 私たちのアイデアで模型に取り付けるポイント案内板の変更をしました。今までより字が大きく、模型の町筋に邪魔にならない工夫がされ、お客さまに喜ばれています。 来年の大河ドラマに関連し、地図模型には早くも「大河ドラマ館」の標示も出来、関連資料のパネルの前で話が弾んでおります。 当館の入り口や館内には、季節に合ったプランターの花が爽やかな空気をつくっています。これは 花と緑の推進班の手造りによるものです。 間もなく真夏の観光シーズンとなります。 メンバー一同「萩に来て良かった」と喜んで戴ける「おもてなし」を心がけます。 関西からの学生さん(手塚山学園小6年生)100名以上が、萩での海洋合宿を終え、帰途の途中に学習されて帰られました。 萩の自然と歴史を満喫され、楽しげに談笑する姿には、私達も元気と喜びを戴きました。 #
by npomachihaku
| 2014-07-27 12:09
| 松陰記念館班
2012年の年末からおよそひと月かけて萩博物館のエントランスホールで行った『角川写真のその後・萩の今昔』展を憶えていらっしゃいますか?
萩博物館に寄託された故・角川政治氏の写真を元に約半世紀後の萩の今をたどった写真展示です。 過去のブログはこちらから→ http://machihaku.exblog.jp/17516206/ http://machihaku.exblog.jp/17102417/ http://machihaku.exblog.jp/17562560/ あれから一年半、あの活動は継続中です。 角川氏の遺された多くの写真を手に「今」をたどっています。 先日古い写真を手に久々にフィールドワークに出かけました。 写真は場所の特定のみならず撮影時間や天候次第ででき上がりを大きく左右します。 この日は過去63件撮影したものの天候不良等で撮り直しをすることになった9件が対象でした。 より良い仕上がりを求めて「萩第一中学校校舎」「観音院から望む玉江橋」「大きく変貌を遂げた札場跡」等々、再度撮り直しに挑みました。 昨年撮影した場所なので撮影コースは全員が把握出来ていましたが、いざ現地に到着すると撮影の立ち位置がなかなか定まらず、毎回悩むところです。 「角川今昔」撮影コースの途中に「一枚の写真」の課題2ヶ所(6月及び6月以降)の確認撮影もでき、事前に場所が確定していたせいもあり予定の時間内に終えることができましたが曇天ゆえ仕上がりが気になるところです。 これらの成果を年内には皆さまにご披露できたらと予定しております。 「変わったところ」「変わっていないところ」「変わってほしくないところ」をぜひあなたの目でご確認ください。 活動を通じていろいろ見えてくることがあります。 多くの一般民家は保存されることもなく知らないうちになくなっていきます。 何らかの形で残すことでその時代の往年の庶民の生活が見えてくると思います。 これも萩の大切なお宝と思います。 皆さんいかがでしょうか? #
by NPOmachihaku
| 2014-07-11 13:28
| 学芸サポート・古写真班
今回の課題は藩政時代の長屋の建物であったので、ある程度限定して想定・特定できるものと考えていたものの、特定するには大変苦しんだ課題となりました。
月半ば苦しみの挙句にNPO会員に掲示で、情報を呼び掛けしましたが決定しませんでした。 そんな時、担当S学芸員(副館長)から、多分「○○」と言う答えでした。 再度その目で現地確認すると、付近の様子は相当状況に違っているものの確かにそうでした。 一番支障となったのが、想定した場所から離れて考えられなかったことでした。 「場所特定できず」に至らずとならなかったに対して、S学芸員(副館長)に大感謝です。 #
by NPOmachihaku
| 2014-06-18 10:56
| 学芸サポート・古写真班
古写真班恒例のスライド上映会、今回は『古写真に見る夏みかん物語』と題しまして夏みかんにまつわるあれこれを「見て」「聞いて」いただきました。
この日の夏みかん案内人は「前・古写真班担当理事」現在は貴重な班員のひとりである山中が務めました。 実は山中は現役の夏みかん栽培者でもあり、当事者ならではのちょっとしたエピソードを交えつつの解説で時間はあっという間に流れて行きました。 「コモ」「メッソ買い」等、初めて聞く言葉もありひとつ賢くなりました。 ちなみに「コモ」とは出荷する夏みかんを籠詰めする際、大切な商品に少しでも傷が付かないよう藁で編んだムシロ状のもので籠の内側を覆うもの。 また「メッソ買い」とは夏みかんの買い取り方法のひとつで、重量(kgや貫)ではなく事前に畑ごと買い取ることだとか。収穫量が定かではないうちからの取り引きは生産農家と買い取り業者双方の信頼関係があってこそのものなのでしょうか。 夏みかんがかつて萩の大きな財源だったことは「今は昔」、現在の生産量は全国10位、全生産量のわずか1%という数字です。 夏みかん栽培を単なる観光資源で終わらせてはいけない、利益の追求をもっと考えていかなければとの山中の言葉を深く受け止めました。 かつて私の実家にもいくつかの夏みかんの木がありました。 今は一本も残っていませんがその光景を懐かしく思い出します。 自宅の庭に植えてみようかなどと、今日のスライドを見ながらそんな感傷に浸りました。 今回多方面へも呼び掛けをして、新たな参加者もありました。 中でも思い切ってマスコミへのご案内もしました。今後は多少遠慮せず紹介しようと担当者とも話しました。 知っている、懐かしいあの頃、あらためて知った萩の再発見、その様なことを次世代に繋げていくことを再認識し、HCNの坂井川さん、萩時事の藤井さんお互いが協力し合うことも今回の近づきと出会いでした。(後日何がしかの報道がされる予定です) なお次回のスライド上映会は9月9日「古写真に見る天神まつり」を予定しております。 案内人は今回同様山中が担当いたします。 多くの皆さまのご参加をぜひお待ちしております。(YAK) #
by NPOmachihaku
| 2014-06-13 14:53
| 学芸サポート・古写真班
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NPO萩まちじゅう博物館
わたしたちNPO萩まちじゅう博物館は、まちじゅうがまるで博物館のような萩のまちを次の世代に引き継ぐため、このまちの素晴らしい歴史や文化、自然を守り、活用する取り組みをおこなっています。
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